コミュニティマネージャーからみた『ソルトびらき』
こんにちは!SALTコミュニティマネージャーの野上です。
9月にはいり、秋の気配も感じられるようになってきましたが、まだまだ暑い日が続いていますね。少し前のことになりますが、この夏SALTでは『ソルトびらき』というイベントを開催しました。
このイベントは日ごろからSALTを利用していただいているSALTメンバーのみなさんや地元今宿のみなさんをはじめ、SALTが気になっているけどなかなか行く機会がないという皆さんにもSALTを楽しんでいただきたいと思い、1日とおしてSALTをひらきました。
コミュニティマネージャーという立場から改めてこのイベントを振り返ってみようと思うので、長文になりますが、読んでいただけたらうれしいです。
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もくじ
- 『SALTびらき』を開催したワケ。
- オープニング
- SALTメンバーが登場!SALTなトーク
- こだわりのフード&ドリンク
- 現役コピーライターによるワークショップ(中村圭さん)
- Cinemaトーク(神保慶政さん/関根健次さん)
- スペシャルトーク『ローカル×スタートアップの可能性を探る60分!』(カズワタベさん/皆川和揚さん/須賀大介)
- 盛り上がりは最高潮に!ラテンジャズ&花火でフィナーレ!!
- まとめ
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『SALTびらき』を開催したワケ。
福岡移住計画などを運営する株式会社スマートデザインアソシエーション(SDA)がSALTをオープンしたのは2015年。東京から会社もろとも福岡に移転してきた後、福岡の地で仕事はもちろんプライベートも含めて人とつながり、みんなで生活していくための場所としてSALTを開設しました。
SALTでめざす理想のはたらき方とは、自然のちかくでストレス少なく暮らしながら、それぞれの個性をいかせる仕事できちんと”稼ぐ”こと。さらに、SALTで出会った気の合う仲間たちと、ときどき協働できればいいなと思っています。
そんなワークライフスタイルに共感してもらえる人たちとSALTで出会い、一緒に理想の人生を実現していきたい。
海をみながら仕事ができる!という絶好のロケーションに魅力を感じてもらうことの多いSALTではありますが、わたしたちがオーシャンビュー以上に大切しているのはそのはたらき方なのです。
オープン当初は1フロア、たった3組からスタートしたSALTは、この4年間ですこしずつ共感者や仲間をふやしていき、今では3フロア、約60組のメンバーからなるコミュニティに成長しました。
こんな景色をみながらでは仕事にならないよ~(笑)という声もときどきいただきます。でも、SDAやSALTのメンバーたちはこのような環境にいながらも、いやこのような環境だからこそ、創造的でクオリティの高い実績を積み重ねてこられたのだと思っています。福岡の西のはずれに居ながらも、天神や博多、東京、そして海外にまでも活動領域をひろげていったことが、同じようなはたらき方にチャレンジしようとする人たちの背中も押しています。
SALTのメンバーさんたちがテラスで一緒にお酒をのんだり、波の調子が良い日にはSUPにくりだす姿もよくみかけます。
こんな風にプライベートでも仲がいいからこそ一緒に仕事をするときのコミュニケーションもスムーズにすすみ、ともに何かをつくりあげる高揚感がすばらしい成果につながるという好循環をうみだしているように思います。
時代や社会のうごきは、稼ぐなら都市部でせわしなくはたらき、ゆとりと健康が大切なら収入は減るけど田舎でスローライフ、という2者択一の選択をせざるを得なかった時代から、その両方を手に入れられる環境へとシフトしてきました。とはいえ、そんなはたらき方はどこでも実現できるわけではありません。今宿というまちはそういった意味でほかにない場所だといえるのです。SALTにはどこで、どんな風に、だれとはたらき、暮らしていきたいかという考えのプロセスを経てやってきた人たちが多くあつまっています。そんな人たちと一緒に、わたしたちはこれからも今宿からあたらしいうねりを創り出していきたいと思っています。
そんなわけで、
『ソルトびらき』はじまりました~^^
▲受付はコミュニティマネージャーのマッキー(斎藤)!
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オープニング
オープニングに登場したのはSDAの霜田と鎌苅。SDAが今宿を拠点とした理由、SALTにこめられた思いなどを語りました。
▲SDAの鎌苅のトーク
江戸時代の宿場町の風情をのこす今宿のまちなみは、ここ数年急速に変化していて、いまも町屋づくりの家が点々とのこる旧唐津街道沿いは大型マンション建設予定の立看板や、まあたらしいアパートを目にすることもふえてきました。
今宿の景観やこの地に根付く独特な文化と人情はこのまちの大切な資源だと思います。そしてまちをつくっていくのはほかならぬここに住み、通う私たちです。
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SALTメンバーが登場!SALTなトーク。
つづくトークセッションにはSALTの会員さんたちが登場!
SALTをえらんだ理由・仕事のこと・SALTでの日常について話していただきました。
スタッフである私と会員さんとの距離感や人柄を会場のみなさんにも感じてもらえるように、あえて普段通りの呼び方でカジュアルにすすめていきました。
SALTでは毎月『SALT BAR』という交流会を開催しています。そこでの出会いがきっかけで会員さんどうしの共同プロジェクトがはじまることもあるのです!
▲SALTなトークに登場してくれたメンバーさんと一緒にぱちり。
そして、現役大学生のSALT利用者、九州大学起業部の学生さんにも登場してもらいました!
この夏、学生ながら 株式会社nanoFreaks という会社を設立した代表の千葉圭祐さんは、学生ならではの目線で現代の多様なはたらき方、ビジネスに役立つ出会いやきっかけとしてのコワーキングスペースについて話をしてくれました。
▲九州大学起業部部長の千葉圭祐さん
(関連記事)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/525407/
(事業内容動画)
株式会社nanoFreaks Yobimori
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こだわりのフード&ドリンク
夏のイベントの楽しみといえば、ドリンク・フードですよね~!!
出店いただいたのは
- 今宿 カフェ bunchi(ブンチ)
- 今宿 堀ちゃん牧場
- 今宿 FlowerTea + cafe
- 糸島 森とコーヒー。
- 糸島 ケータリング・ケータロ
- 台湾 タピオカミルクティーとルーローハン
出店者のみなさんが提供するフードやドリンクはどれもこだわりのある逸品です。
地元今宿・糸島のすばらしい「食」を堪能してもらいました!
この夏、SDAが新規事業として立ち上げた「台湾微住計画」をきっかけに、事業パートナーであり台湾でシェアハウス事業を展開されている、9Floorさんはじめ台湾から多くのゲストが来てくれました!当日は本場のタピオカミルクティーが登場!
女性客にはもはや定番ですが、天神の行列になかなか並べなかった男性客がここぞとばかりに楽しむ姿も印象的でした^^
SALTにいつもおいしいコーヒーを入荷してくださっている、糸島の森とコーヒー。の山田さん。
SALTでイベントを開催するときには出店もしてもらっています。
今宿の青い海をバックに、台湾のルーローハンをほおばる!
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現役コピーライターによるワークショップ
つづいて登場してくれたのは、SALTメンバーで敏腕コピーライターの中村圭さんです。
4月に出版された『説明は速さで決まる』は「説明がヘタな人」のために書かれた中村さんのデビュー作です!
この本にはわかりやすい説明だけではなく、コピーライターの技術をつかって短く速く説明する秘訣が書かれています。
ツイッターなどをやる人にとっては必読な一冊となっています!
▲コピーライターの中村圭さん
ワークショップの参加者全員にメモとペンが配られ、「SALTのいいところ」をひとつづ書いて貼付けてもらいました。書き出した言葉と言葉を組み合わせてひとつのキャッチコピーをつくるわけですが、この組み合わせ方がポイントなのです!
今回、中村さんのワークショップを目当てに来てくださった方も大勢いらっしゃったようで、出版された本の注目度の高さを実感しました。
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Cinema トーク
SALTにえんのある作品の上映とトークのコーナーです!
SALTメンバーである、映画監督の神保慶政さんと、配給会社代表の関根健次さん(ユナイテッドピープル株式会社)の話をききました。
■『えんえんと、えんえんと』(監督:神保慶政)
映画監督の神保さんは福岡を拠点としながらこれまで多くの国との共同作品を手掛けてきました。本作品は韓国釜山の映画人との共同作品です。
こどもや自然が多く登場する神保監督の作品は、見終わったあとなんだか気持ちがあたたかくなります。
2017年の直方映画祭のために制作された本作品は直方市のきれいな自然の風景を全編にわたって楽しむことができますが、よ~くみると、一瞬だけSALTで撮影したカットもあるのです!
(予告編)
■『simplife』 (配給:ユナイテッドピープル)
手作りの家でシンプルに暮らす人たちの物語。この作品はタイニーハウスに暮らす人たちの想いや価値観にフォーカスした作品です。
SALTにいる人たちもまた、「わたしは、どこで、どんなふうに生きたいのか」という問いと正面から向き合った結果、今宿でくらすことやSALTではたらくことをえらんだのかもしれません。
(作品情報)
https://www.cinemo.info/66m
作品の上映の前におふたりから話を聞きました。神保さんとユナイテッドピープル株式会社さんは現在とある共同プロジェクトを進行中です。
SALTには映像関係のメンバーが多数入居していて普段はそれぞれが単独で活動しているのですが、ときどき連合チームが結成されることもあるんですよ^^
ユナイテッドピープルより来年夏ごろ公開予定の映画『もったいないキッチン』もそのひとつ。これまでにSALTと映画がつないだ出来事と、それが作品にどのように影響しているかなど面白い話が次から次へとでてきました!
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スペシャルトーク 『ローカル×スタートアップの可能性を探る60分』
トークコーナーのラストを飾るのは、SALTメンバーであるウミーベのカズワタベさん、共感実装の皆川和揚さん、SDA代表の須賀によるクロストークです。
テーマは『ローカル×スタートアップの可能性を探る!』。
来場のみなさんにとっては注目度の高い内容だったようで、真剣に耳をかたむけていらっしゃいました。O&Aコーナーも大いに盛り上がりました!!
▲写真左からSDA須賀/カズワタベさん(ウミーベ)/皆川和揚さん(共感実装)
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盛り上がりは最高潮に!ラテンジャズ&花火でフィナーレ!!
SALTをひらいた1日のフィナーレは、軽快なラテンジャズとド迫力の花火です!
いつもSALTのイベントにすてきな音を届けてくれる、伊都三郎ラテンジャズバンドのみなさんがこの日のために組んでくれたとっておきのセットリストが流れはじめると、SALTはいつの間にかダンスフロアになっていました!
伊都三郎ラテンジャズバンドはSALTでライブをした後はかならず誰かの結婚パーティーへのオファーをうけるそうです(笑)。今年はどなたの愛が実るのでしょうか!?
SALT目の前の海から打ちあがる8,000発の花火は、フィナーレにふさわしい圧巻の迫力で大盛り上がりでした!
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まとめ
毎年恒例となった今宿納涼花火大会にあわせたSALTの夏のイベントですが、朝から1日を通して開催したのは今年がはじめてでした。企画の段階からスタッフや地元の経営者のみなさんと対話をかさねるなかで、どのようなイベントにすれば、みなさんに楽しんでいただき、SALTをお伝えすることができるかと話してきました。
一日かけてのイベントをつくりあげる準備は大変でしたが、当日の写真をながめているとSALTに来てくれた人たちがみんな楽しそうに笑っていてしあわせな気持ちになりました。イベント終了後、SALTをおとずれてくださった人たちの声は励みになりましたし、1か月以上たった今でもあの日の暑さや楽しさを思い出すことができ、私たちスタッフにとっても意味深いものになりました。
9月にはいって、移住を考えている人や、あたらしいことにチャレンジしようとする人たちに次々とSALTを訪れていただいてます。
私はあいかわらず、その人たちにSALTのメンバーのことや今宿のまちのことを語りかけています。SALTに来ていただく方々の期待にふくらんだ表情や思いにはげまされながら毎日をすごしています。
SALTが今宿の地に根を下ろして5年目となり、近隣の九大学研都市をふくめ急速にまちの景色が変わっていく中で、変わらずにそこにある美しい海と、今宿に暮らす人たちのまちへの想いに敬意をはらいながら、わたしたちはこれからもこの町とともに成長していけたらと思っています。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
どうぞごれからも、SALTの挑戦にご注目くださいね!
イベント撮影:小金丸和晃