「福祉×音楽」を探索 -ワンマンライブツアー2024『light house』by 番匠谷紗衣

シンガーソングライターの番匠谷紗衣さん(@1999_sae)は、福祉と音楽の融合・その場所づくりを目指して活動されています。
ニューアルバム『light house』リリースにあたって全国8箇所を巡るツアーの2日目、福岡ライブを「タンプロ」企画でご応募いただき、SALTで開催することになりました。

(※「タンプロ」とは…
何か自分が創り出そうとしていることや取り組んでいること、課題に感じていること(=探索していること)をリアルな場で表現する、そこから人と繋がったりブラッシュアップしていくきっかけをつくろうというプログラムです。)

番匠谷さんは中学時代、不登校で上手く人とコミュニケーションが取れない時期に自分を変えようとアカペラで路上ライブを始めました。14歳からライブハウスで歌い始め、19歳でメジャーデビュー。フジロックやアメリカの楽器ショー「The NAMM show」に出演したり、テレビ朝日『科捜研の女』の主題歌を務めたりと全国ツアーへの夢を膨らませていましたが、事務所の退所やコロナ渦で思うように動くことができず、音楽から離れようかと思うほど挫折を味わったそうです。

それから時間は掛かったものの、初のフルアルバムを完成させ今年初めて東名阪以外のツアー、福岡ワンマンライブへの挑戦を決めました。そして今回のワンマンライブツアー『light house』が決定。

挫折を経てまた進み始めることができた「源点」には、児童福祉施設での体験があります。

高校1年生の時、児童福祉施設に訪問して歌う機会があり、そこで育児放棄された子ども達や心の中に生き辛さを抱える子ども達と出会ったそうです。その子ども達が、彼女が当時作っていたオリジナル曲を生き生きとした表情で聞いてくれたり、彼女の歌をきっかけに音楽を始めたり、改めて音楽の持つ力を感じたのと同時に、社会問題に対して「自分以外の人が何とかしてくれる」と思っていたのが「自分にも何か出来ることがあるかもしれない」という風に気持ちが変わった瞬間だったと振り返ります。

そこから精力的に活動の幅を広げ、2020年には自主レーベル”Fill RECORDS”を発足。
ダウン症の子ども達とその兄弟で組んだダンスチーム「OSAKA FUSION PLUS」とPVを制作したり、滋賀にある障がい者の方が仕事をする作業所「やまなみ工房」が開催したコンサートに向けて「いのちのかたち」を作曲。また、自分自身でもクラウドファンディングで資金を集め、現在PR大使を務める大阪府泉佐野市にて『Fill RECO FES 2022』を主催しました。

そのフェスは、音楽と福祉を融合させた『やさしい気持ちのはじまりの場所』をコンセプトに、入場料無料で開催。
これまでライブに行く機会がなかった子どもたちや障害をお持ちの方、高齢者の方などにも生の音楽に触れてもらいたい、そして音楽を聴きに来た方々にとっても福祉について考えるきっかけをつくりたいという思いで、来やすい環境づくりをテーマにされたそうです。

これからも音楽を続けて、福祉施設に歌いに行ったり色々な形で福祉に携わりたいとミーティング中にお話されていた番匠谷さん。

彼女の思いに共感し、一緒に探索していけるような人との繋がりが生まれるよう、SALTも伴走させていただきたいと思っています。
応援したいという方や、何か一緒にできるかも…という方はお気軽にDM等でメッセージいただけると嬉しいです。

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ONEMAN LIVE TOUR 2024『light house』@福岡・SALT
【日時】
5/19(日)open16:00 / start16:30

【チケット情報】
TICKET 3,000円(Drink別)
一般発売日4/13(土)
・自由席(整理番号・有)
・中学生以下無料 ※小中学生チケット必要

【チケット購入】
4/6(土)18:00~各公演前日の23:59
受付URL https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2450247