【イベントレポート】グルーヴノーツ×SALT 経営者向けDXラーニングプログラム データディスカバリーワークショップ #1 (2023年6月29日(日)実施)

実施内容

2023年6月29日(日)に株式会社グルーブノーツと連携し「経営者向けDXラーニングプログラム データディスカバリーワークショップ」をSALTで行いました。

法人向けにDX教育サービスを提供する株式会社グルーヴノーツと、ワーケーションの推進やエリア・コミュニティづくりに取り組んでいる株式会社SALTがお互いの強みを掛け合わせて生まれた本プログラムは、データやテクノロジーの本質を学び、データ活用や課題解決の発想力を養うことを目的としています。

その第1回目として、地元福岡の中小規模の経営者に向けて開催いたしました。経営者の方々は普段なかなか忙しく、学びの時間も取りづらいのが現状かと思います。そういった中でも、抱えている課題に対してデジタルの活用によって解決し、新たな価値を創造していく為のリーダーシップを発揮していかなければなりません。今回は、学びの場、課題を共有できるようなコミュニティを地域でつくっていこうという取り組みの第一歩でもありました。

今回は計9名の方にご参加いただきました。
ワークショップは2つのグループに分かれ、二部構成で行われました。

第1部ではコンビニを例に取り上げて、各グループ課題が書かれたカードの中から1つピックアップし、その課題解決に必要なデータカードを何種類か選んで、その中から更にコアなデータになり得るものを選りすぐっていく作業をチームで行いました。

その作業をしていく過程で、そもそもなぜそれが課題なのか、その課題を解決した先にあるゴールイメージはどのようなものなのか、そういった課題の根本にあるところにまで議論が及び、参加者の皆さまが一つ一つ丁寧に立ち止まって考えるポイントがあったところが印象的でした。

その上でどんなデータが必要で、何と何を組み合わせて経営の判断材料にするのかと考えを巡らせていく。いわばDX化の導入部分である思考方法の鍛錬とも捉えられるかもしれません。DXの核心を付くようなプログラムとなっていたように感じます。

第2部では、自社で抱えている課題をカードに書き出して共有し、その中から各チームとして取り組む課題を一つ決め、第1部の流れと同様にそれに必要なデータを選んでいきました。そして、なぜそれを実施するのか・何をやるのか・どんな手順でやるのか(Why・What・How)を整理したシートを作成し、最後にはチームごとに発表をしました。

そのHowの部分というのが、データをどのように集めるのか、使うのかというところです。その数値化をどのタイミングで誰がどうやるのかがDX化における肝となることを学びました。

5時間以上にわたる長丁場となり、皆さまかなり深いところまで掘り下げてミーティングされていました。濃い時間を過ごせたと感じていただけていたら幸いです。

ワークショップの後は、筑前堀にて懇親会を行いました。糸島の海の幸、山の幸を存分に使った料理を囲み、ワークショップとはまた違った雰囲気の中、他業種の皆さま同士で色々な話題に花を咲かせました。

これから更にこのコミュニティを活発なものにしていき、地域の価値を高めていけるように取り組んでまいります。そして、このプログラムを今後自治体や行政との連携を深め全国で展開していけるようSALTとしても地域の繋がりを広げていきたいと思います。

ご参加いただいた皆さま、グルーヴノーツの皆さまとこのような貴重な時間をご一緒できたことに心より感謝申し上げます。

写真・文:(株)SALT 土谷茉亜紗