コワーキングスクールキャンプ

“つくろう!働き方の最前線”  ~ローカルコワーキングの作り方とプランニング実践

福岡のコワーキング・シェアオフィスとして、人と人、人と地域とのつながりを作り、さまざまなコミュニティの創造をめざしている今宿SALT。

働き方や生き方が多様化していく時代に、個人の自由な選択に沿った働く「場」も同時に求められています。これからコワーキングスペースを運営したいという個人や自治体、企業なども増えてきました。

私たちは今宿というちいさなエリアで、地道に人とビジネスの輪を広げる活動をつづけてきましたが、実は全国のさまざまな地域でも私たちと同じ志をもって活動を続けてきた人たちがいました。

mass×mass 関内フューチャーセンター(横浜)の森川正信さん、オフィスキャンプ東吉野(奈良)の坂本大祐さん、Coworking & Café yuinowa(茨城)の鈴木哲也さん、そしてSALT(福岡)の須賀大介が、これから地域を豊かにするコワーキングスペースの運営をしたいと思っている方々にむけて、実践者としての自らの経験を語りながらそこから得た学びを受講生たちと共有し、事業計画から実際の運営に至るまでを実践的に学べるプログラム、コワーキングスクールキャンプを2018年2月にスタートさせました。

第1回目は4月に横浜で行われ、熱狂のうちに終了しました。そして続く第2回目は舞台を福岡に移して、ベストシーズンを迎える海辺のシェアオフィス、SALTでの開催が決定! 2018年7月14日~15日にかけて、初の合宿形式による濃密なイベントとなりました。今回はその2日間にわたる学びと交流の様子を、うつくしい今宿の夏の風景とともに、スタッフとして参加したSALTコミュニティーマネージャーの野上がレポートします!

今回の講座の資料。3部にわたる充実した内容となっていました。

Co-working School Camp DAY1 ~仲間たちとの出会い、交流~

コワーキングスペースを立ち上げるには、まず”どんな人”に集まってほしいのか、なるべく明確な”ビジョン”をもってスタートすることが大事だというお話から始まりました。

講師の森川正信さん(横浜)、坂本大祐さん(奈良)、鈴木哲也さん(茨城)は、3年ほど前からそれぞれの地域でコワーキングスペースを立ち上げ、コンセプチュアルな場づくりを実践されています。

写真左から、森川正信さん(mass×mass)、坂本大祐さん(オフィスキャンプ)、鈴木哲也さん(yuinowa)、そして須賀大介(SALT)。豪華な講師陣がそろいました!

受講中の参加者のみなさんの表情は真剣そのもの。みなさん本気で地域をよくしようと熱き情熱をもった方々ばかりでした!

参加者の中には韓国でスペース運営をしている方や、アジア各国のコワーキングスペースを研究している方もいました。海外のシェアオフィス事情も聞くことができ、ワークショップの内容がさらにグローバルなものになりました!

講座終了後はみんなでSUPにチャレンジ!海の上で親睦を深めます ^^  この日は波もなく、うつくしい夕日を眺めながら優雅なひとときを過ごしました。ボードから落っこちる人も結構いましたが(笑)。

うつくしい今宿の夕暮れどき。この日一日中、頭をつかって考え導きだしたそれぞれの ”目的・想い・ビジョン” を、2日目はさらに深めていきます。

まずはいったん、頭と体をリセット! BBQのあとは芥屋の RISE UP KEYA に向かい、出会ったばかりの仲間たちと一夜をすごしました。そしてこの日はサッカーワールドカップの試合も行われ、連帯感もより一層深まったようでした^^

ここまでの写真提供:小金丸 和晃

Co-working School Camp DAY2 ~”コワーキング”というあたらしい概念。それぞれの地域、場所にあるべきカタチをつくる~

翌日の会場は芥屋にある RISE UP KEYA。海の日だったこの日、いつもは閑散とした芥屋もたくさんの人でにぎわっていました。

前夜の交流会、からのサッカー観戦で寝不足のなか、講師の坂本さんが淹れてくれたおいしいコーヒーをすすりながら、2日目のプログラムにチェックインします。2日目の講義には、久留米のシェアオフィス Mekuruto より、おきなまさひとさんがゲスト講師として駆け付けてくれました!

Mekuruto おきなさんの講義は、シェアオフィスを立ち上げるまでの苦労話や、一緒に活動している久留米の仲間たちと共有している信念、地元久留米に対する愛情が、おきなさんらしい穏やかな口調で語られました。これまでのドラマを知るスタッフも、感慨深い思いで耳を傾けました。

今回のキャンプには東京から学生さんも参加してくれ、素敵なグラレコ(クラフィックレコーディング)で講座のまとめをしてくれました! 遠くから参加してくれてありがとうございました~ ^^ 膨大な情報が、とってもわかりやすくまとまっていました!

2日間に渡っておこなわれた全てのプログラムを終え、最後は参加者それぞれの思いの結晶となるはずのあたらしい”場”のプレゼンをおこないました。北九州、佐賀、長崎にこれから素晴らしいコワーキングスペースが生まれる予感がします!!

~おわりに~

今回の合宿形式による講座ではスケジュールがかなりタイトであったため、「事業計画を充分に練り上げられなかった!」という声も聞こえつつ、スタッフの一人として参加した私は、寝食を共にしたからこそ生まれた連帯感や仲間意識をみなさんから感じることができました。

チェックアウトのときの話の中で、

”僕たちはこの数年で考えてきたことや実践してきたことを今回のプログラムで提供しましたが、コワーキングという概念はまだまだ新しい概念です。今回学んだことを参考にしながら、みなさんそれぞれの思いや地域の課題によっていくらでも新しいことを試していくことができます。それと同時に将来的なこともまだまだ不透明な部分も多い。だからこそ、自分の信念を貫いていくことが重要なのだと思います。”

というようなことがある講師から語られ、私はそれが強く印象に残りました。受講生のみなさんは、これまでぼんやりと頭の中で考えてきたことをこの2日間で少しだけカタチにすることができたのではないかと思います。そしてここからそれぞれの地域に誕生するかもしれない新しいコワーキングスペースが、その地域に一体どんな変化を起こしていくのか、今からとても楽しみでワクワクしています!

遠いところからご参加くださったみなさん。本当にありがとうございました!

最後に、もういちどみんなでとった1枚を。今回、第2回目の開催となったコワーキングスクールキャンプですが、早くも第3回目の予定も動いているようです。次回は関西地方で実施の予定とか…。今回参加のチャンスを逃してしまった人は要チェックですよ!

Photo by 小金丸和晃